黒糖焼酎ってどうなのよ?って人に読んでほしい!奄美酒類さんから学んだ黒糖焼酎の実力

4月某日。あれもこれもといろんな種類のお酒を飲んだくれる管理人に新たなお誘いが入ってきました。

「ちょっと〇〇の良さを知れる”のんかた”があるんだが。。」

ちなみにここまでご紹介してきたお酒の種類は「芋焼酎」「焼き芋焼酎」「日本酒」「ウイスキー」・・

そう。あれがない。。

奄美を代表する焼酎

黒糖焼酎がないのだ!!( ゚Д゚)

いや管理人、黒糖焼酎好きなんですが、何故かここまでご紹介せずでして。。(´・ω・`)

そんな折も折、某方面より「黒糖焼酎飲ませてあげるよ~♪」とお声かけいただき、二つ返事で行ってまいりました!

黒糖焼酎ってなんだ!?

そもそも黒糖焼酎とは「さとうきび」を加工しできた良質の黒糖に米麹を混ぜて発酵させ、それを蒸留したものです。材料として黒糖を原料にするため、ジャパニーズラムと称されることもありますが、ラム酒と違い、麹に米を使うことで、黒糖のもつ優しくやわらかい甘味、コクが加わり、ふんわりとした香りとキレのよい飲み口が特徴です。

その為、ストレート、ロック、お湯割りに加え、カクテルとしても楽しめる焼酎なのです。

奄美諸島だけでしか製造できない!

製造に関してですが、酒税法を管轄する国税庁の通達により、砂糖やはちみつなどを使って「焼酎」が作れるのは奄美群島に限られているのです。つまり黒糖焼酎は奄美固有の貴重な産業であり文化でもあるわけですね(*^-^*)

黒糖で造っても糖質0!

本格焼酎といわれるものは糖質0!

つまり黒糖焼酎も糖質0なのです!

これは製造時の蒸留により、原料が持っている糖分がエチルアルコールに変換されるためです。ちなみにプリン体も実質0と言われています。奄美諸島のご長寿の方々が飲んでいるのも納得です!

今回ご紹介するのは?

黒糖焼酎を作る蔵元さんで構成される奄美大島酒造協同組合には20以上の蔵元さんが加盟しております。そんな中、今回ご縁をいただけたのは奄美酒類株式会社さん!徳之島にある五つの蔵元さんが品質向上と「徳之島の焼酎を広く本土へ」という願いのもと集結した会社さんなのです!

特徴のある商品が揃っており、たくさんの人に知ってほしい!という気概を感じます。

常圧蒸留による製造

最近流行ってきた焼酎は、飲みやすい減圧蒸留が多いと言われています。しかし、奄美酒類さんはこだわりの常圧蒸留を選択されています。

減圧蒸留と常圧蒸留の仕組みについて、わかりやすく例をあげると水の沸点がわかりやすいです。水は100℃で沸騰し気体に変わりますが、これが山頂などの高地だと気圧が低くなり標高1500mで95℃。上空3000mでは90℃で沸騰すると言われています。

つまり、常圧蒸留は地上の普通の気圧の中で沸騰させ蒸留する方法、減圧蒸留は気圧を下げ、沸点を低くした状態で蒸留する方法ということですね。

これにより焼酎はどう変わるかというと、減圧蒸留では低温蒸留になることから、雑味や強い香りが抑えられ、軽快でクリア!つまり飲みやすい焼酎が出来上がります。一方、常圧蒸留では、強い味や香りも抽出されるため、原料の個性が出た香りも味ともに濃厚でコクのある焼酎が出来上がるのです。

昨今の焼酎ブームは減圧蒸留によるものが、その飲みやすさから流行っていますが、焼酎文化にはまりだすと常圧蒸留の焼酎を求めてしまうそうです(^^)/

ではでは、そんなこんなで前置きが長くなりましたが頂いたお酒のレポートを♪

奄美酒類の黒糖焼酎

きたぞーー!奄美酒類さんの代表銘柄の数々!!

これらのうち「煌の島」以外をロックで飲み比べ(*^-^*)※「煌の島」は自宅レポートでのちほど

ではでは、グビッグビッっと!!

うおおおぉぉ…!!??

製造時には、五つの蔵から作られた原酒をブレンドするものがあったり、単一の原酒のものがあったりするとのことだったのですが、こんなに変わるもんなのかい??

瑠璃色の空

焼酎データ

原材料 黒糖,米麹
容 量 720ml
アルコール分 30度
貯蔵年数 3~4年以上

感想

3~4年以上寝かせた黒麹仕込みの黒糖焼酎。通常、白麹による製造が多い中、黒麹を使うことでコクを強調しつつ、長期熟成による味わいが素晴らしい。初めはロックでいき、水割りも楽しみましたが、お湯が一番香りも甘みも華やぎ、料理も包み込んでくれました。私見としては、間違いなくお湯がおすすめの一品ですね。実際、この場では一番飲んだ焼酎です(^^)/

焼酎データ

原材料 黒糖,米麹
容 量 720ml
アルコール分 37度
貯蔵年数 8年以上

感想

隠し酒の名のとおり、年間生産数約1300本という黒糖焼酎。ブレンドせず、単一の原酒のみで甕壷にて8年貯蔵。この熟成期間とアルコール度数37°という点からも瑠璃色の空により、どっしりとしたコクが鮮明に広がります。単一の原酒を甕壺で寝かせたということで、ウイスキーでいうシングルモルトというところでしょうか。個人的にはストレートでちびちびいきたい印象。普段のみでガバガバいきたくないなーと。。もったいないです笑。8年の時間を特別な日にじっくり味わいましょう!

奄美BLACK

焼酎データ

原材料 黒糖,米麹
容 量 720ml
アルコール分 40度
貯蔵年数 3年以上

感想

写真右の奄美BLACKは前に紹介した2本と違い、樫の樽に3年以上貯蔵した樽貯蔵の一品。五つの蔵元の原酒をブレンドし、アルコール度数も40°と高め。この条件からもまるでブレンデッドウイスキーのような(人によってはブランデーのような)印象を与えられます。樽由来のフレーバーがスーッと鼻を抜け、深いコクのある甘みが口の中に広がります。やはりここは一日の終わりの締めにロックで飲みたい焼酎ですね。ちびちびやりながら、一日を振り返りたいです(笑)

煌の島

焼酎データ

原材料 黒糖,米麹
容 量 900ml
アルコール分 25度
貯蔵年数 1年以上

感想

前述した3本と比べると熟成期間、アルコール度数などの差からか、深みとコクはやわらぐ印象。ただ、これが普段飲みにはもってこい!個人的にはソーダ割りのハイボールがとても美味い!炭酸水の持つ適度な酸味、苦み、炭酸による刺激が、煌の島が持つほのかな甘みを爆発?させ、心地よい甘味が舌にしみわたるのです!そして、徳之島の名水がベースにあるためか、文字通り水が煌めいて流れるがごとく、後口の切れがいい!毎日の食事のお供にしたい焼酎なのです。

今回のお店さん

今回、黒糖焼酎をいただいた場所は二官橋通りにある「地鶏のみやま本舗」さんでした。美味しい地鶏がでる有名なお店さんです(^^)/

いやホント、単品でもメッチャ美味しいんですけど、黒糖焼酎と引き立てあってメチャクチャ美味しかったです!こちらでは、「瑠璃色の空」と「煌の島」の取り扱いがありますので、ご訪問時はお試しくださいね!

地図

 

まとめ

今回、黒糖焼酎のご紹介は初めてでしたが、管理人、普段から飲んでいるのは事実です(;・∀・)

焼酎ブームと言っても、芋焼酎人気がやはり高い中で、黒糖焼酎も魅力的なんだよ!っていうのを伝えたくてご紹介してみました。特に炭酸水で割ると女性でもおしゃれにおいしく飲めると思いますので、是非ともお試しください!

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